夢の世界
こんなことになるとは思ってもいなかった
インターネットというツールが 情報を すばやく提供してくれ
知らなかった世界が 毎夜 現れ
次から次えと 歴史が入れ替わる
ランドナーという言葉さえ 実は知らなかった
ルネ・エルスも勿論 知らなかった
友人や知人 家族に自転車趣味の方がいなかった のも事実だし
日々仕事に追われ 盆栽と過去の趣味のノスタルジーで十分幸福であった
と今では記憶している
白鳥和也氏の啓蒙と情熱に打たれ 何冊か読み進んでいくうちに
俺もラ系の人間になってしまった
日は浅いが故 ラ系人間たちのホームＰを見ながら
エネルギーをもらい続けている
旅する自転車 とは詩的なイメージで満ち溢れているではないか と思う
旅 輪行 ランドナー カメラ
時間の使い方の 優雅な一例 贅沢な一例 生き方の一例
何をするのも自由な時代ではあるが
自由ほど不自由はない と逆説的に考えれば
自転車趣味 特に旅する自転車 ランドナー的生き方は
ひとつの解決策を提供してくれるのではないか と思うし
経済的行き詰まり症候群の日本人には あるいは光明かと
サドルに体を預け ペダルをこぐ
思考回路を一時中断する
頬に風を受け リヤディレ-ラー の音楽を聴く
心拍数を抑えながら ゆっくり流れる景色を 見るとも無く見ながら
変速をチェンジングする
時間はだから 優雅に贅沢に流れていく
俺が理想とする 時間の使い方が 多分 潜んでいるような気がする
