日本の古い映画を見ていました
寒くて 外に出られず
コタツに足を突っ込み
煙草をふかし
チョコレートをかじりながら
午前中は 人斬り を日本映画専門チャンネルで見ていました
武市半平太 を仲代達也
監督 五社英雄
脚本 橋本忍
昭和44年の作品です
この1年後 三島由紀夫は割腹自殺をしており
映画の中でも 割腹しており なかなか
見応えありました
勝新太郎の以蔵は イメージが合わず(高知弁があまり出ていない)
どうも違う感じがします
仲代達也の武市半平太が ずばり合ってる と感じました
これは 役者の力量なんでしょうか
幕末物の映画・ドラマを見ていて
ここで 鞍馬天狗が何故出てこない
杉作 夜明けは近いぞ
このフレーズが 小次郎の脳味噌に焼き付いており
常に勤王寄りの中立を守った 正義の味方
ご存知 鞍馬天狗 (決して人を斬らない)
懐かしい響きです 京都での血なまぐさい 命のやり取り
暗殺 戦争
こういう歴史を 大佛次郎が子供向けに
ヒーローを作り出したんでしょう
小次郎もその虜でした
本当の歴史は 無惨 無慈悲 無謀 無秩序
無の連鎖の中から おびただしい血が流れ
明治新政府が生まれ 今日の平和につながっている
まあ 皆知っているんですけど
あらためて 土佐勤王党
両者を考え 無念
という言葉を 再確認した映画でした