夏の読書は・・・
今は もう午後7時に近いです
外は蝉の鳴き声が 騒がしいく賑やかです
昨日と比べれば 穏やかな夏の夕暮れです
昨日は午後4時ぐらいから 雷雨 横殴りの雨と
100m 200m先に次々と雷が落ちて 轟音と激しい光の恐怖に
自然のエネルギーの凄まじいさを 目の当たりにしました
この惑星は 時々激しい怒りを発します
科学的に 分析は出来るのですが 天気図の雲の流れ
の表示で はいはいとは納得出来ない何かが有りそうです
雷の轟音を人工的に作るとしたら
どれぐらいの音響設備がいるのだろうか と昨日考えていました
人工的には作れないのではないか
瞬間的な轟音は スピーカーでは耐えられない と結論
たわいもない雷論の導入で申し訳ないです
今回は 先日読了しました
『S先生のこと』 尾崎俊介著作 のご紹介です
このご本は いつもの読売新聞の書評欄で知りました
4月か5月頃です 定価が2,400円しますので 図書館で予約
7月の中旬にお借りする事が出来 一気に読む事が出来ました
S先生ー須山静夫(アメリカ文学者 翻訳家 小説家)
著者は大学生の時 ゼミの教授から 人気のない須山先生の授業を
聴くようにすすめられ それがきっかけで
須山先生の死の直前まで 先生と仰ぎ 公私にわたり
影響を受けてこられた そのいきさつと須山先生の私生活の悲しみ
苦しみ そして文学にのめり込んでいく経過が報告されております
今ではほぼ死語に近い師弟愛 が行間から溢れ出ています
自分の師を持つ事 影響され感化され 師の最後まで付き従う
著者の尾崎さんは そこまでは無かったものの
魂の感応度合いは 深い と判断しました
S先生の事につきましては 何も書きません
オコナー フォークナー メルビルを翻訳されたと だけ書いておきます
この夏同時進行で読んでおりますのは
今は 番外編 黒白(こくびゃく)まで来ております
小兵衛さんの鐘ヶ淵の隠宅 隅田川と荒川が接近している場所
江戸時代の地図とグーグルの航空写真を見比べ
この変わりようは・・・
今は 隠宅の頭上は高速道路が走っています
わずか200年ぐらいの昔ですが 地上の変化は 江戸は東京は
まったくの他所の国 ですね
河川の蛇行の具合のみ 昔のままな様です
まあ そんな楽しみもまた 時代小説の面白さかな