小次郎独演会

こんにちは、小次郎です。凡夫の独り言です。

江戸時代中期

湿気をはらんだ重い大気
どんよりとした灰色の空から今にも雨が降りそうな天気
そんな中
午後から 何時ものポタコース30kmを走ってきました
走行中は汗は出ませんが ちょっと休憩時は 汗が吹き出ます
これが好いんです

汗をかいて 代謝を高める 健康の基本ですが
その後のビールのがぶ飲みがいけません
夕食時まで 我慢 我慢
ブログでも書いて 少しビールの事を忘れます

いま 市塵 を読んでいます
新井白石 です
江戸中期の学者 政治顧問 六代将軍家宣公のブレーン
朝鮮使節の待遇改善 通貨の改革 等この時代の政治の中枢で
政敵が多い中 間部詮房(まなべあきふさ)とともに幕政を
推進していった人物です
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文中
わが意見が天下を動かしていると感じた時の快い昂り
その地位にのぼった者でなければ理解出来ない権力の快さは
白石のような人間にも
ひそやかに沁みわたる毒のように時折り訪れる感情だった

ある種 麻薬に似た作用をしでかす 権力
政治権力は いやはや毒です

この小説を読んでいて ちらちら脳裏に顔を出すのが
この毒に犯された 現代版幕臣の様に見えてしまうのは
小次郎だけでしょうか

あともう少しで 読み終わります