小次郎独演会

こんにちは、小次郎です。凡夫の独り言です。

万葉の景観



昨日は まれに見る秋晴れ
蒼穹はどこまでも青く 宇宙の深淵まで見渡せる程でした

小次郎はソロにて 安土にあります きぬがさ山 お初の登山です
ここは 西国三十二番霊場観音正寺 室町時代の佐々木六角氏の居城
観音寺城が有った所です

文芸の里公園に車を駐車して 午前1020分入山
地獄峡と言われています登山道を登ります
今は枕木で登りやすくなっておりますが 昔は確かに地獄で有ったのかな
と思います
30分程で綾線に到達し、尾根沿いを頂上目指して登ります
連休明けの火曜日 人っ子一人おりませぬ どこまでも鳥の鳴き声
獣のわずかな気配 樹々 草 土の呼吸が微かに聞こえるばかりです
一番大きな音は 小次郎の息づかいでしょうか
ハーハーゼイゼイ 75kgの体躯を重力に逆らい持ち上げる努力は
並大抵では有りませぬ 休憩また休憩 ジュースに特茶を 代わる代わる
飲む始末 この苦悶の中で悟りし事 2

1点目 呼吸は吸う事より吐く事を基準に置くべし
2点目 あまりにもはっきりした目標(頂上)に感謝すべし

一般の人は きぬがさ山は ハイキングと位置づけておりますが
小次郎にとっては 登山の何者でもないと認識
通常の登り時間は1時間 小次郎は15分オーバーしました

尾根筋から見ました 万葉の景観2点を載せておきます

イメージ 1
西側です 遠くに近江八幡の山々が見えます 真下は文芸の里・安土城公園
万葉の時代は 一面原っぱ 西の湖がもっと広がっていたのでしょう


イメージ 2
北側です きぬがさ山五山の綾線が見えます 琵琶湖もけむっております これは中国から何か
飛来して来ているのでしょうか


きぬがさ山の頂上で 小次郎と良く似た男性に出会う
姿形はまったく似てないのですが 世の中に対する対処の仕方
考え方 立場など直感で類魂の方だなーと思いました
彼もそう思ったのか とにかく良くおしゃべりする方です
この方と 観音正寺にお参りし 昼食を共に致しました

観音正寺は推古帝の時代 聖徳太子の開基らしいです(西暦605年)
西国三十三霊場の内でも 四番目の古さを誇っております
一番古いのは 那智山青岸渡寺 西国第一番霊場です
仁徳天皇時代と言われております(西暦313399年)
別段巡礼が目的では有りませぬが ご参拝の皆様が 朱印を
されていますので 御納経帳を買い求め 朱印していただきました
小次郎も詰まる所 トヨタユーザー的な所ありますな(泣)


イメージ 3
携帯電話のカメラで写りが今イチ 観音正寺入口の仁王様の立像です
小さな観音様たくさんおられます ご本尊千手観音さまは2004年製 白檀の香木ですので
好い香りがしておりました 


で このきぬがさ山五山は登り口がたくさん有ります と言う事は
降りる所もたくさん有ると言う事です
小次郎が一番懸念していた事は 行きと違うルートで下山した場合
出来るだけ駐車している近場に降りられるかどうか
この懸念が見事に的中しまして 下山した場所は 山の反対側でした
山裾を5・6km程 徒歩にて文芸の里・安土城公園まで重い脚を
引きづりました 
まあ お天気があっぱれですので 気持ちヨカ失敗です 
午後4時自宅着 

自転車走行と違って 足のみで達成する喜びは これはまた
格別な趣が有り 癖になりそうです
高齢者のおじさん・おばさんの登山ブーム 良く理解出来ます
徒党を組むのは苦手ですので
遭難の心配ない低い山を今後も目指したいですな 

体内脂肪の燃焼は 午後6時まで燃え盛っておりました