小次郎独演会

こんにちは、小次郎です。凡夫の独り言です。

もう花火があがっている。

季節は盛夏。
今日の帰り道、何故こんなに道が混んでいるのか分からなかった。
午後8時、ボンボン、と音がして、見上げると花火だ。
盛夏なんだ。
イカ、風鈴、かき氷、そんなイメージが流れて、ボンボン、花火。

季節の移ろいは、心の移ろいよりも早い。
ジダンの頭突をあれこれ考え、
時間も季節も止まっていた。
彼の怒りや悲しみ
お金をいくら持っていても、
名誉やタイトルをいくらぶら下げていても、
感情はコントロールできやしない。

ジダンを始めて見た時
ギリシャの哲人を思い浮かべた。
ヨーロッパのサッカーは
だからレベルが高く、アジアは30年は無理だろう、と思い続けていた。
ジダンが中心であったように思う。

花火の音は9時頃まで、遠雷のように、悲しげだった。