旅自転車

この自転車を作ってから13、4年になるだろうか。東北の震災の2年ぐらい前だったかな、とにかく強烈に旅自転車を熱望していた。雑誌を読み、ネットを検索して自分なりの旅自転車をイメージし、部品を集めあっちこっちの自転車屋で組み上げ小次郎オリジナルが出来上がった。

県外に出たのは三重県伊勢市のみ、大概は琵琶湖周辺を走っていた。まあそれなりに満足感はあったが、いつしか小次郎のベットの隣で冬眠状態に入ったままであった。

この連休に埃を払い、リヤの荷台を取り付けバニアバック・フロントバックの装着、単三乾電池の入れ換えそして何よりも新しい旅自転車のイメージを再構築しなければ、とかつての熱量を思い出す努力の真っ最中です。

湖岸を走行しているのは、ほとんどロードバイク、旅自転車は滅多に見かけません。ましてやサンツアーの部品を装着した自転車なぞ50年ぐらい時間が止まったスタイルでヴィンテージそのまんまであるから、これまた楽しいですね。

あとはもう少しピカールで磨き、給油をして、タイヤに空気を入れて6月ごろちょこっと出発してみます。イメージの再構築は、活力の復活に繋がるかどうか、それが問題ですけど。