小次郎独演会

こんにちは、小次郎です。凡夫の独り言です。

本を読もう③

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今回は、岡田英弘著作集Ⅲ『日本とは何か』です。

堅そう、分厚いね、とてもじゃないが最後まで読めそうにない、と言うのがこのご本を見た時の印象です。でも小次郎は一昨年に533頁読み終えましたが、今このご本で記憶に残っているのは、結局、邪馬台国の場所って、解らないように、めちゃくちゃな里数と方向を魏志倭人伝は書いているんだなーぐらいの感想です。

 

で、一昨日YouTube邪馬台国は淡路・徳島と言う動画をみまして、何々、一里は76m~77mの短里であり、当時の支那では、直線距離を測る手立てがあったとのこと。四国の高知沖をぐるりと回って、徳島に至る海上の道を水行20日に当てている。ちょっと、それは拡大解釈でっせ!!

 

邪馬台国論争は、奈良桜井市あたり、北九州、大分、山口、四国山地滋賀県等々皆さん手を挙げてござる。大変賑やかで、小次郎もあれやこれや動画をみながら日々楽しんでいます。

 

岡田氏は流石にモンゴルがご専門の歴史学者であり、三国志の背景をきっちりご説明されているので、わりとすらすら納得いく書き方であります。

三国志を書いたのは『陳寿』でその上司が『張華』そして晋の事実上の創建者・司馬懿(シバイ)を詳しく説明し、3世紀の支那が小次郎の鈍感な脳みそでさえ、わりと鮮明に見えてくるじゃありませんか。

 

卑弥呼司馬懿との関係もあり、あくまでも政治的・戦略的な位置に邪馬台国を置いた理由が解ってきます。その上で、邪馬台国の位置が書かれているので、出鱈目な数値がなんとなく理解できるのです。

 

まあ、こんな具合ですので、邪馬台国論争にご興味がおありでしたら、このご本はおすすめです。ちょい値が高いので、図書館でお借りくださいネ。