小次郎独演会

こんにちは、小次郎です。凡夫の独り言です。

ケヤキの紅葉

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小次郎の数少ない盆栽たちの中でケヤキが黄色く半赤く色づいてまいりました。リレ科ケヤキ属・落葉高木です。夏頃には蜂の巣があった盆栽です。10月半ば頃には巣を撤去いたしました。蜂さん達も今は何処に行ったやら、冬籠りの巣を何処かに作っているのでしょう。春には必ず戻って来ますので、心配はしておりません。

 

良寛さんと並行して、関大徹氏の「食えなんだら食うな」を読んでいます。春先ごろ一度読んだのですが、何か記憶が朧で再度読み返しております。この方も良寛さんと同じで、曹洞宗の僧侶です。座禅と乞食です。

座禅・・・小次郎も1年半ほど月1回曹洞宗のお寺に通い30分の座禅の後、五観の偈を唱え、お粥を頂きました。それなりに静謐な時間を過ごし、作務なんかも少しして、参加者同士の親睦を図っておりました。まあ、ままごと遊び程度の体験です。

 

 

本当の僧侶生活は想像を絶する世界、精神と肉体の限界に挑む人生です。これを体験することは、小次郎にはほぼ不可能です。(禅宗だけかと思います)良寛さんを読み、大徹さんを読み、時折「正法眼蔵」を(理解できませんが)読んで、巨大な精神に触れる、それが小次郎流仏道修行です。

三毒を薄くしていく、限りなく透明に近づけていく努力が我々凡夫の修行じゃなかろうかな、と真面目に考えております。でも小次郎の精神は泥船ですので直ぐに溶け出し、あっちこっちフラフラする弱さも同じくらい強く存在しております。仕方がないと言えばそれまでですが、その方向に眼を向ける気持ちを大事にしていきたい、と願っております。

 

紅葉もこれからが本番、北野天満宮のモミジを見にいきたい。近場の八幡山だってそれは綺麗な紅葉が楽しめます。

燃える秋か、ポエムが湧き出て来そうです。

 

 月よみの 光を待ちて帰りませ 

         山路は栗のいが多きに   良寛

 

良寛さんはお上手です。