小次郎独演会

こんにちは、小次郎です。凡夫の独り言です。

テトラ Blue Max


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複葉機は斜め後方45°から見るのが一番美しい


乗り物の美は 自転車 オートバイ クルマ 汽車 飛行機 船舶
果ては宇宙船に至まで 少年にとっては憧れであり 夢の的であった
大人に成っても 
60歳を越しても相も変わらず その美を追っている


今日 十数年前に組み立てたラジコン飛行機の複葉機を 埃を払い
4サイクルエンジンを載せ プロペラを付けてみた

テトラ製 BlueMax-25 スケールもどきではあるが 何となく雰囲気

は出ている 2時間程 見飽きる事無くながめていた


この心理は 女性方には理解出来ないと思う
家人は また何を出して来たの ヒコーキ 何考えてるの!?
娘は一言 ジャマ!!
こんな具合


飛行機の美は 三葉機 複葉機 の時代が群を抜いていると 思う
機能 スピード 戦闘能力を追い求める時代になって 羽は単葉になった
現在の戦闘機は それはそれで鋭利なナイフ様な美しさを感じるが 
複葉機の持つヒューマンチックな ノスタルジーを内包する物語性には
絶対敵わない 空中をポタリングする 鳶のようにサーマルする 
心地よさは 複葉機の特権であり どこまでも 追い求めたくなる


夢は続く
模型であるが故 小次郎にも所有出来る
模型は観念の遊び イマジネーションと現実の隙間に 確かな手応え
を構築する作業
揚力は速度の二乗 非力なエンジンで揚力を稼ぐため主翼を二枚 三枚
とした二十世紀初頭の飛行機は その幼稚さ故に模型としては最適

であり 骨組みだけのBlueMaxは 心をかき立てる

絹を貼ろうか カラーリングは フォッカーDⅦ風か
撃墜王リヒトホーフェン男爵の三葉機 レッドバロン風にするか
それとも このまま骨組みのみで茶色の金属色に塗るか
悩みは尽きない


少年で居続ける精神は 単純明快だ
美を求める事 美を好きになる事 美を作る事
そして最後は 美に手術される事


こんな思いで複葉機を斜め後方45°からながめられる
幸福に感謝!!