夢の続き
昔はどこのお家も部屋のしきりは障子でした
特に外光の中和は やわらかく 何とも言えない薄ぼんやり
とした明かりは 長い歴史が詰まっている様な英知を感じます
昨夜京都祇園の とある料亭でふぐ料理をいただきました
写真は小次郎達が ふぐ料理を食べながら過ごした部屋の障子写真です
築100年は経過している様な普通の京民家で 提灯がなければ
ここが料亭とは誰も思わないでしょう
花見小路下がる お茶屋さんの淡い灯が見え隠れする 何とも風情ある
そんな路地裏の空間です
冬の冷たい雨が 山側に傾斜した石畳を鈍く光らしております
もう雪が来ても当然と思ってしまうぐらいの 寒々した夜ですが
小次郎達は ひれ酒で酩酊し もう一軒お付き合いという掛声で
祇園の街中に飲み込まれてしまいました
自宅に帰り着いたのは 真夜中1時を回ってしまっており 娘から
気持ちよう遊んで 良かったネ と声をかけられました
アーあー と返事
コタツに足を突っ込み それでは一服とケント1mmに火を付けた
心地よさより 足の暖かさが眠気を誘う そちらの誘惑が
冬の一夜の思い出としては 強いような
障子の部屋で 屋根は茅葺き 隣にはおはるが居て
火鉢で燗酒 お外は雪がしんしんと降り積もっている
夢の続きを見なければ!!